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転職するリスクを考える~良いことも悪いことも積み上げたものがリセットされます~

新しいことを始める際にはどんなことでも必ずリスクを伴います。
転職もまた然りです。
どんなに前向きな転職であったとしても必ずリスクはあります。
いやリスクのない転職はないと考えてください。

 

では何がリスクになるのか。
それは今の職場で積み上げてきたものが一旦リセットされることになります。

もちろん今までの経験が0になるわけではありません。
新た職場では新たに結果を積み上げていく必要があるという意味です。
今回は転職するリスクについて説明していきます。

 

目次
・新しい職場(会社)はあなたのことを知らないというリスク
・人間関係の問題はどんな会社や組織であったとしても避けては通れない
・今までの職場の基準は新たな職場にとっては通用しなくなる?
・あなたを知ってもらうことが新たな職場でキャリアを積み重ねることになる
・まとめ

 

ちなみに私の職歴(転職歴)は以下になります。

1社目:大手GMSに就職
(誰もが知っている大手総合スーパー、当時の売上規模はグループで1兆円以上)
2社目:中規模ドラッグストア
(当時の売上規模で約300億円)
3社目:国内大手ドラッグストア
(当時の売上規模で約2,000億円)
4社目(現在):調剤メインの薬局
(店舗数は20店舗ほどのローカルチェーン)

 

新しい職場(会社)はあなたのことを知らないというリスク

皆さんは学生時代に引っ越し、転校した経験はあるでしょうか。
ちなみに私は小・中学生の時に3回ほど引っ越しを経験しています。
個人的な感覚ではありますが、
転職と転校の感覚は近いなと思っています。

その理由は新たな環境先において私の情報がほぼないということです。

例えば転校したとして新たな転校先の学校では、
当然ですが私のことを全く知りません。
事前に名前程度は先生から聞くかもしれませんが、
その程度の情報量でしかないわけです。

身長は高いの?低いの?
勉強はできるの?
スポーツは得意?
性格はどんな感じ?・・・などなど

当たり前の話ですが私のことを全然わからないわけです。

これは転職先でも同じことです。
新たに向かい入れる職場の方々はあなたを知りませんから。
0から理解する必要があるのです。

もう少し具体的に言うと、
あなたを知らないというリスクは2つの問題点が浮かび上がってきます。

 

何かというと、

・人間関係を0から始めること
・自分の仕事のキャリアを0から作り上げること

の2点になります。

 

人間関係の問題はどんな会社や組織であったとしても避けては通れない

転職を決めるポイントとして人間関係を問題にする方は多いと思います。

職場にいる全ての社員と意見が合うわけではありませんし、
他の社員に対して単純に好き嫌いもあるでしょうし、
性格は良い人だけど考え方が会わないといったケースもあるでしょう。

転職を決めた理由が人間関係にあって辞める場合だとしても、
転職先で人間関係に巻き込まれないかと言えば、
絶対にそんなことはあり得ません。

所属する社員数がどんなに少なくても人間関係は必ずあります。

「いや次の職場は社長しかいない」
といったところで社長との人間関係は発生します。
むしろ2人だけの職場で気が合わない社長であれば、まさに地獄でしょうね。

あなたの転職先が(極端ですが)無人島にでも行かない限り、
人間関係は必ず付き添ってくるものと考えるべきです。

仮に100歩譲って他の社員と希薄な関係性での職場に転職したとしましょう。

だとしてもです。
少なくとも仕事は1人では出来ませんから、
周囲との人間関係は必須になるでしょう。

あなたの人付き合いが上手かろうと下手だろうと関係なく、
周囲との関係性をあなたがいくら受け入れないと考えたところで、
実際に仕事をしていく上においては現実的な行動とは言えません。

必ずあなたは周囲との関係性を構築しなくてはなりません。
さらに構築を難しくさせる要因として、
あなたのことを周囲の方は全く知らないあなたの状況で、
0から人間関係を構築していかなくてはなりません。
お互いに知らない者同士で理解を深めることになります。

もちろんあなた自身も新たな職場の社員について何一つ知らないわけです。
10人の職場であれば、
あなたはその10人を覚える必要があります。

これが意外と大きなハードルとなります。
相手から見れば、あなた1人を理解すればいいだけなので、
その労力は格段に少ないのです。

10人の職場に転職したとするなら、
あなたが周囲の情報を得るために必要な労力は、
あなたを受け入れた職場の方の労力と比べ、
10倍負担がかかるということになります。

あなたは自分を知ってもらうために、
新たな職場で自分をアピールし、
かつ新しい職場にはどんな人がいるのかを、
出来る限り短い時間で把握する必要があるのです。

転職して最初に起こる解決すべきハードルは、
ほぼ間違いなく人間関係になります。
人間関係がいやで辞めたとしても、
結局は人間関係から離れることは出来ません・・・。

 

今までの職場の基準は新たな職場にとっては通用しなくなる?

環境が変われば人を強化する基準も変わります。
ましてや転職ともあれば会社ごとに考え方も異なりますし、
経営を行う上で何を優先事項にしているのかはまさに千差万別です。

今までの会社(職場)で評価されていたものが、
次の転職先は全く評価されないなんてこともよくあります。

ちょっと大げさな例なりますが、
元居た職場では「数字を追いかける職場」だとして、
この基準を次の職場に持ち込んだ場合、
仮に重要視する項目が数字でなく「アットホームな職場」であれば、
おそらくほとんどあなたの考えを理解されないかもしれません。

「数字なんか持ち出して、職場ののんびりした雰囲気を壊す気か!」
なんて怒られるかもしれません。

 

同じ業種・業態の転職先であったとしても、
この世に同じ会社は1つもありません。
今までの職場の価値観を捨てる必要はありませんが、
少なくとも新しい職場の価値観をまずは把握し理解する必要はあるでしょう。

あなたが好むかどうかは別にして、
新しい職場の価値観を一旦受け入れることが必要だと考えます。

 

とは言え、必ずしも新しい職場の価値観や判断基準が正しいとも限りません。
むしろ前職の価値観の方を取り入れるべきケースもあるはずです。

ですが着任早々に違う価値観を伝えたり、
押し付けるような行動はしないほうが無難でしょう。

あまりにも前職と比較されると今の職場の方から見れば、

「そんなに前の会社が良いのなら何でうちの会社に来たんだよ、何で辞めたんだよ」
なんて思われること、ほぼ間違いないでしょう。

 

 

ちょっと余談

勘違いしてほしくないのは、
新しい価値観や基準を持ち込んではいけないということではありません。
持ち込むにしてもある程度の時間が必要です。
その時間は先ほど述べたように、
「あなたを理解してもらう時間」
が必要です。

中途社員を受け入れる側の思惑として、
職場に新しい社員を入れることで職場を活性化させることがあります。

同じメンバーで仕事を続けていると
、意見の幅が徐々に無くなることがよく起きます。
違う考えの社員を入れることで職場の雰囲気を変えることが重要で、
その役割をあなたが担っているとも言えます。

直すべき点は外から入ってきたあなたの方がよく見えるはずです。
時を見計らって行動してみるのもいいと思いますよ。

 

あなたを知ってもらうことが新たな職場でキャリアを積み重ねることになる

新しく入ってきた中途社員に対して職場の方は興味津々なはずです。
ですからあなたはどんな小さなことでも、
一挙手一投足見られているといって過言ではありません。

働いている仕事中はもちろん、
休憩中だってものすごく見られていることを意識してください。

それこそ
「今日のお昼は〇〇食べていたわよ」
なんて話もあなたのいない場所で繰り広げられていることでしょう。

こんなことを聞くと気が休まる時間が無くていやだなと感じるかもしれませんが、
視点を変えるとあなたに対して何らかの期待を寄せているとも考えることが出来ます。

少し想像してみましょう。

もし転職先の新しい仲間が、
自分に対して興味を持たず、
話しかけられもせず、
淡々と仕事をこなすだけの対応であれば、
「俺なんでこんな会社に転職したんだろう」と少し悲しくなりませんか?

もちろん1人で黙々と仕事するのが性に合う方もいるでしょうけど、
大抵の方は自分に興味を示す集団の方が、
興味が全くない集団よりも親近感がわくはずです。
人間には感情がありますから。

ですからあなたに対して興味を持っている間に、
自分をアピールすることを心掛けることです。

あなたを知ってもらえばもらえるほど人付き合いのハードルはグッと下がります。

考えてみれば当たり前の話で、
知らない人に声をかけるのは難しいですが、
お互いに知っている者であれば楽に話しかけることが出来ます。

楽に話せるということはお互いの精神的な距離は徐々に小さくなっていきますし、
距離が縮まるほどあなたの考えや物の見方などが理解されやすくなります。
さらにはあなたの考えを受け入れやすくなります。

 

これも考えてみれば当たり前の話ですよね。

自分が親しい人(精神的な距離が近い人)から言われたことは受け入れやすいですが、
正直嫌いな人から言われたことを受け入れることは難しいです。
仮にその意見が正しいとわかっていても難しいことです。
誰もが経験していることではないでしょうか。

あなたを知れば知るほどあなたに共感するポイントが増えていくはずです。
共感が増えていけばあなたの行動が徐々に理解できるようになります。
だんだんと行動意図が明確になっていくのです。

意図が分かれば徐々にあなたの行動や思考を受け入れていきます。
これは意識的・無意識的のどちらも当てはまります。

あなたの行動意図を理解したうえで仕事をするわけですから、
これこそあなたの仕事の結果となりキャリアを積んでいくことになります。

 

「キャリアを積む」と言葉で書くと何となく仰々しいですが、
難しく考える必要はありません。

あなたを知ってもらうことで、
あなたの意見を取り入れやすくなり、
その行動の結果がまさにあなたの新た職場でのキャリアとなるのです。

 

 

ちょっと余談 その2

とは言え、もちろんお互いに共感できないポイントも出てきます。
ですが、むしろこれはあなたの考えとの違いに気が付くという意味でもあります。

相手は態度ではあなたの考えを受け入れたように見えても、
何となく違うんだろうなと感じることも当然あります。

でもこれは悪いことではなくて、
むしろ共感できる・出来ないのラインが見えたことになります。

であればこれ以後は慎む行動をとればいいだけの話です。

お互いに違う意見であることは悪いことではありません。
お互いの意見を理解しないまま行動する方がよっぽど悪影響だと思います。

 

まとめ

今回は転職する先でのリスクについて書いてきました。

繰り返しになりますがリスクのない転職はありません。
転職の大きなリスクは、新しい職場の方が「あなたを知らないこと」です。
まずは自分を知ってもらうことから始まります。

知らない存在を受け入れてもらうのには労力が必要です。
転職して最初の仕事は自分アピールと言ってもいいかもしれません。

転職するのであればこれらを理解したうえで転職することをお勧めします。

 

 

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