これを見た方は、
任された仕事の報告はどのように上司にしているだろうか?
目標に対して結果が達成していれば気分も楽ですが、
なかなか思うように結果が出ないときは、
正直逃げ出したい気持ちも出てくる。
私もよく部下からの報告を受けますが、
まずは心掛けてほしい点がある。
まず結果を先に教えてほしい
個人的な意見になりますが、
自分が一生懸命やったことだったり、
何をどうこうしたという行動の報告だったり、
やたら言い訳を繰り返したり、
ダラダラと過程を話して何伝えたいのかよく分からない、
こんな報告非常に多いです。
上司からしたらこの報告自体にあまり意味がなくて、
「で、結局結果ってどうなったのよ」
となってしまう。
上司視点だと目標に向かって行った行動を聞きたいのではなく、
まずは結果はどうなっているのかを聞きたいのだ。
基本として報告することはすなわち結果を報告することだと思う。
「いや、結果が悪くてまだ実績0なんだけど…」
であったとしても素直に報告する方が先。
0の状態はあくまで結果でしかない。
上司からすれば
「0はわかったから、どんなことをしたの?」
とここで初めて何をしたかの行動を確認するのである。
報告する際に目標に対して未達だったとしても、
あくまで結果をそのまま受け取ったほうがいい。
下手に報告をこねくり回して表現したり、
「私、あれもこれもやったんですけど・・・」と
言い訳をダラダラいうべきではない。
かえって上司をさらにイライラさせるだけになるのだから。
結果を伝えた後で自分の行った行動を話す。
これにより上司の立場からすれば、
次の一手・二手を考えることが出来る。
給料をもらっている以上、
やはり重要視するのは、「結果>過程」だと考えるべき。
じゃあ、結果重視ならそれまでに至る行動は無意味なのか
というとそうではない。
結果に至る経過・プロセスももちろん大事なこと。
それは重々理解している。
結果を達成したとはいえ、
ルールを逸脱した汚いやり方であれば評価はしない。
そもそも評価できない。、
ましてや法に触れるような方法で結果を出したとしても、
それは全く持って論題となる。
あくまでルールを守ったうえで結果を出す。
これが基本となる。
こういう話をすると私の経験上よく言われるのが、
「結果・結果ばかりで、少し厳しすぎませんか?」
と言われることがある。
もちろん厳しい面もあるが、
ある意味当然かなとも考えている。
例えばスポーツに例えてみたいと思う。
仮にあなたがサッカーJリーグのあるチームを贔屓にしていたとする。
そのチームのある選手が、
試合に貢献するようなプレーがほとんど無いにも関わらず、
常にレギュラーで試合に出ていたとする。
おそらく2~3試合程度なら我慢もできるかもしれないが、
これが5試合、10試合と重ねていけば、
「もう別の選手と変えてくれよ」という気持ちになると思う。
それはなぜかと言えば、
やっぱり結果で選手の評価しているからだと思う。
仮にその選手がどんなに人柄がよかったとしても、
どんなに一生懸命練習していたとしても、
まずは試合結果をより重要視するものだと思う。
サラリーマンだって同じこと。
給料もらっているのですから。
だからまずは結果をそのまま受け止める必要があると考えてる。
となると、
結果が悪かったらすべてが報われなくなるのでは?
と考えてしまうかもしれない。
でもこれは全く違う。
結果は求められるが悪かった結果に対して、
実行した社員がすべての責任を負うものではないからである。
結果が悪かったにしてもよかったにしても、
上司はどういう行動をとったのかも同時に確認する。
理由は結果の良し悪しを判断する前に、
目標地点と結果の差が出てしまった要因を確認することのほうが、
より重要だからである。
もしかしたら無理な計画を立てていたのかもしれない、
担当者の負担が過度にかかっていたのかもしれない、
人選が適材適所ではなかったのかもしれない、
予算が足りなかったのかもしれない、
などいろいろな角度から判断し、
特に結果が悪ければ上司も責任を取る必要があるからである。
結果が悪くてもありのままを報告してほしいし、
そのあとで「どんなことを頑張ったの?」と必ず聞くようにしている。
その人なりに一生懸命にやった結果ならもちろん褒めるし、
やり方が悪いのなら修正すればいいだけのこと。
まあちょっとグダグダ書いたが、
まずは結果を教えておくれ。
判断はそこからです。
ちなみに結果だけしか判断せず、
目標と結果の差を全く見ない上司であれば、
適当に報告してあしらって良し。
まあ嫌われるのも少々めんどいだろうから、
表面だけの付き合いで問題なし。
付き合うだけ時間の無駄でしょうね。